中河内の和助が,子生堂から西の方の山へ仕事にいっての帰りのことです。その日は,いつもと違う山道を歩いて帰ることにしました。すると立木を通して,はるか前方に,きらり,きらりと光るものがあります。 「はて,なんだろう。」 和助は,早足で,光るも…
北中河内のカラクイリに住んでいる狸は、まったくこまったいたずらものでした。大きな犬ほどもある古狸で、背中には、白い八の字のもようがついており、そのもようで、誰にでも、ああ、あのいたずら狸かとすぐわかったそうです。 中河内に住んでいる人々は、…
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